2024/02/15
品川区の歯医者 かなもり歯科クリニックの歯科衛生士 隅田です。
コロナ禍を機に歯医者さんから離れてしまった方は多くいらっしゃると思います。
『歯医者さんでクリーニングをしたいけど、どんな感じだっけ‥‥?』と久しぶりに行く歯医者さんが不安な方に、ぜひ知って欲しい。
歯医者さんで行う、主なクリーニングの内容と料金に関して、かなもり歯科クリニックの診療メニューを交えながら詳しくご紹介します。
目次
『え?歯のクリーニングに種類なんてあるの?』と驚かれる方も多くいらっしゃいます。
歯医者さんでおこなう歯のクリーニングには大きく分けて2つの種類があります。
尚、診療内容を自由診療のみや保険診療のみと限定している歯医者さんもございます。
その場合は、選択肢として1種類になることがありますがほとんどの歯医者さんでは “保険診療” と “自由診療” の2つの診療メニューの選択肢をご用意していると思いますのでそれぞれの内容をご紹介します。
保険診療の範囲で行うのでどこの歯医者さんでも内容に大きな変化はございません。
なぜ変化がないかというと、保険診療にはそれぞれできる範囲と材料が限られているからです。
保険診療のクリーニングのリコール間隔は3カ月〜4カ月に1回です。
これは地域や歯医者さんの方針によって異なります。
4カ月ぶりに患者様にお会いするので気になる事や全身的な健康のお変わりがないかを伺います。
口腔内全体を診て治療が必要な虫歯がないか確認し、必要があればレントゲン写真を撮影し、歯の中や歯の根っこの先に膿の袋ができていないかを確認します。
歯周病の検査を行ったうえで歯肉の炎症(歯肉炎)や歯肉の中に歯石(縁下歯石)の付着状態から歯周病治療が必要かどうかを診断します。
歯周病や虫歯の状態を検査し、診断した内容を患者様にご説明します。
また、どの部分に磨き残しがあるのか清掃状態を確認し、セルフケアの指導も行っていきます。
保険診療のクリーニングでは、上顎の歯と下顎の歯に分けてクリーニングおこなっていきます。
よって、歯石除去に要する来院回数は2回となります。
使用していく器具は超音波チップとキュレットと呼ばれる歯石を取るための器具です。
歯石を除去した後、電動のブラシを用いて歯面を磨き、フロスを通して仕上げていきます。
最後に次回のご予約を確認して終了になります。
保険診療ではレントゲンを撮影したか。
歯周病治療をおこなう必要があるかないかによりお費用が変更しますが
歯周治療の必要がなしの場合は、総額 約3,000円〜4,500円
歯周治療の必要があるの場合は、総額 約4,500円〜9,000円
歯周治療が必要な場合は口腔内を数か所の部位に分けて治療をおこなっていくので
歯周病の重度さや通院回数によってお費用が異なります。
保険診療に反して自由診療のクリーニングとは、歯医者さんによってメニュー内容や使用する器具が異なります。
自由診療でのクリーニングをご希望の方は各歯医者さんのメニュー内容が違うので選ぶ際に比較にしてください。
なお、保険診療のように3ヶ月〜4カ月おきに診療できるという縛りもない為、患者様の口腔内に合わせたリコール間隔での来院が可能です。悪くなる前に予防するためのクリーニングとなっております。
かなもり歯科クリニックでも患者様それぞれの口腔内の状態やセルフケアの上達具合を考慮した上でリコール間隔をお伝えしております。
当院では、EMSのエアフロープロフィラキシスマスターを使用してのクリーニングを実施しております。EMSのエアフローは、歯面の清掃に特化した革新的な歯科用機器の一つです。
主な特徴をご紹介していきます。
EMSのエアフローは、粉末ジェット技術を使用して歯の表面に微細な粒子を高速で噴射します。
この粉末は歯垢やステイン(着色汚れ)を効果的に除去し、歯のクリーニングを容易にします。
エアフローは非侵襲的な方法で歯のクリーニングを行います。
歯質や歯のエナメル質に損傷を与えず、やさしいクリーニングが可能です。
歯の表面のステインやプラーク(歯垢)を優しく除去し、歯を本来の色調に戻してくれます。
エアフローは従来のスケーリングと比較して、患者様にとってより快適な治療を提供します。
水と粉末を組み合わせクリーニングすること歯面への刺激も優しく、小児のお子様にも使用しております。
このようにEMSのエアフローを活用して必要以上に歯を傷つけず、最小限のパワーで汚れを取り除くGBT(GUIDED BIOFILM THERAPY)に基づいて患者満足度の高い予防のプロトコールでメインテナンスを実施しております。
GBT(GUIDED BIOFILM THERAPY)とは…
う蝕、歯周病、インプラント周囲炎の根本的な原因とされているバイオフィルムを除去し、口腔および全身の健康管理の実現を目指すアプローチ方法です。
世界中の学術家や臨床家、歯科衛生士から精査した数多くの臨床的エビデンスに基づき、EMSが提唱している8つのプロトコールから成り立っています。
自由診療のクリーニングはメニュー内容や所要時間、使用する器具が異なるため、各歯医者さんで料金も異なります。
かなもり歯科クリニックでの自由診療のクリーニング料金は
40分コースは7700円
60分コースは13500円
コースに関しては歯の残存数で異なりますので担当医とご相談ください。
歯のクリーニングに関して、保険診療と自由診療のそれぞれにはメリットとデメリットがあります。
費用が安い:保険診療では、一部の費用が国の健康保険で負担される為,患者様の支払い金額が比較的低いです。
広く提供:一般的なクリーニングや予防的な治療は保険診療で提供されることが多く,どこの歯医者さんで受けていただいてもメニュー内容や料金に変動がない。
制約がある:保険診療では一部の診療メニューや材料に制約があることがあり、自由診療に比べて選択肢が制限される。
数回の通院が必要になる:保険診療では保険算定上一回の通院での点数が決まっております
その為、全ての歯のクリーニングを終えるには数回の通院が必要になります。
広い選択肢:自由診療では、多くの歯科機材や材料が利用可能でより高度な施術やエステティックなメニューを受けることができます。
通院回数が少ない:保険診療のように制約がない為、一回の来院で検査を始め、全ての歯のクリーニングを終えることが可能です。
予防に特化している:自由診療のクリーニングの目的として、口腔内の環境が悪くなる前に施術を行う事であり、短期間での口腔内の拝見ができるため早期発見早期治療が可能となっています。
高い費用:自由診療は一般的に保険診療に比べて費用が高いです。
特に高度な施術やエステティックなメニューには高額になることがあります。
信頼性の問題:自由診療においては各歯医者さんでメニュー内容や料金が異なる為、歯科医の信頼性や診療の選択を患者様が自己判断しなければならないため、信頼性の問題が生じることがあります。
歯のクリーニングを歯科医院で定期的に受けることは、お口の健康を保つことができ、口腔内だけでなく全身の健康にも大きな影響を与えてくれる重要な健康習慣です。
歯科医師によって勧められる通院間隔は患者様によって異なりますが文献的に口腔の健康を維持するには最低でも年に4回以上が推奨されます。
歯のクリーニングを受ける際には、自身の予算や治療目的に応じて保険診療のクリーニングと自由診療のクリーニングのメリットとデメリットをあなたの口腔内をよく知っている歯科医師と相談したうえで決めることが大切です。
私たちは、歯周病専門クリニックとして虫歯治療からかみ合わせまで、患者さま一人ひとりに合わせたトータルな治療をご提案し、患者様の満足を第一に最後まで治療します。
初診のお申し込みは、24時間WEBから可能です。
皆様のご来院を心からお待ちしております。
http://kanamorisika.com/yoyaku24h/
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歯周病とは?治療は痛い?予防策までこれを読めばわかる!
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