2015/05/14
前回に続き、第一大臼歯についてお話ししたいと思います。
食事でも力を発揮するときでもとても重要なのが第一大臼歯です。
親知らずを除く28本の歯があるときの咀嚼率が100%だとすると第一大臼歯がなくなっただけで咀嚼率は60%まで下がってしまいます。
これは、自分の歯で噛んだ時は最大60キロの力で噛めたのに、歯がなくなり入れ歯になると最大で16キロの力でしか噛めないのが原因です。
十分に噛み砕いていないのということは、お口の機能を最大に使っていないということなので機能の低下や誤嚥の心配がうかびます。
長く不自由ない快適な生活をおくるには第一大臼歯を無視することはできません!!
虫歯になりやすい三大箇所は
・噛む面
・歯と歯の間
・歯と歯茎の間
なのでここの汚れを落とすことを意識して磨いてください。
1本の歯ブラシだけで磨けなかったらタフトブラシという毛束が一束だけの歯ブラシを併用して虫歯になりやすいリスク部位から磨いていくのもよいと思います。
歯と歯の間は歯ブラシだけできれいにするのはほぼ不可能なのでデンタルフロスを使うこともおすすめです。
一人ひとり歯の生え方や形が異なるので自分に合った歯磨きや歯ブラシの選び方など気になる方は気軽にご相談ください。
歯科衛生士 向田