2017/05/08
患者さんに
「力を抜いてくださいね。」と、声をお掛けすることは珍しくありません。
口を大きく開けようと思うあまり、
顎に力が入り過ぎ逆に開きにくくなってしまったり、
舌に力が入ることで安全確保のためにバキュームやミラー
で押さえても押さえても、驚くほどの力で押し返してこられたり・・・
歯科治療に限らず、スポーツをする時も、
日常の何気ない動作だって余分な力を抜いてた方が断然楽だし、
どうして力を抜くことができないのでしょうか?
「筋肉の収縮」イコール「力を入れる」ということなので、
ただ立っているだけ、座っているだけでも筋肉を収縮させています。
歯周病にかかってしまっている歯に対して
過剰な力が加わると、症状を悪化させてしまうこともあること。
大切な歯をより良い状態で1本でも多く、
1日でも長く残したいと思っている患者様が多いはずです。
この「力」のやっかいなところは、
患者さん自身に「力を入れすぎている」という
自覚がまったくない場合が多い事です。
ある日突然大切な歯が真っ二つなんてことにもなりかねませんので
注意してくださいね。
歯科助手 鶴見