2019/10/18
本格的な秋の訪れを感じる季節になってまいりましたが
皆様いかがおすごしでしょうか
第24回院内実習では「智歯抜歯」について実習を行いました
いわゆる「親知らずの抜歯」です
親知らずの厄介なところは
・骨や歯肉の中に埋まっていまっすぐはえてこない
・手前の歯にぶつかって虫歯や歯周病の原因となる
・器具が届かず清掃できない為歯肉の炎症を繰り返す
・まっすぐはえていても周りの歯肉が硬くない(角化歯肉ではない)場合清掃不良になる
などです
この中で最も問題が大きいのは手前の歯に悪影響を与える親不知です
当院の以前のブログでもご紹介しましたが、以下の写真では7番目の歯に虫歯ができてしまっています
こうなってしまうと治療が大変困難になりますし、手前の歯まで抜歯しないといけないケースもあります
今回の実習では歯肉を切開し、骨を削って骨の中に埋まった親知らずを抜歯して
表面の粘膜を縫合する操作を下のような模型実習で行いました
骨の削除や歯の分割をイメージしながら行うことで実際の抜歯のときに
どのように器具を操作すればスムーズかを確認することで大変有意義な実習となりました
次回はマネキンにつけての親知らず抜歯の実習のご報告をします
歯科医師 林