大切な歯を残す。品川区・大田区(東京)の歯科・インプラント・歯周病なら当院へ

第30回院内実習


梅雨明けが待ち遠しい今日この頃ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか

さて、今回は第30回目の院内実習についてご報告いたします
(ちなみに実習はコロナ感染拡大前に行われたものです)

皆さんは一度つくった義歯が時間が経つにつれて合わなくなった経験はありませんか?
歯を抜いた後の土手の形というのは日にちが経つにつれて変化します
(抜歯直後が顕著ですが、土手の形が安定してからも徐々に形態の変化は起こります)

噛み合わせは安定しているものの土手の形が合わなくなってしまった義歯を修理する方法を
リベース(もしくはリライニング)と呼びます

今回の実習では、義歯に一層レジン材料を流して口の中で適合を向上させる
リライニングを模型上で行いました

李ライニング

実習用模型はあえて元々の義歯の色が違いますが、臨床ではいかに接着操作と研磨を行なって
新しく追加したレジン部分を一体化させるかがポイントとなります
今回も黙々と義歯の研磨を行いましたが、こだわればキリがない作業です
改めて技工作業の奥深さを感じる実習となりました

ちなみに義歯の内面が合わなくなった場合にご自分で内面に貼る材料が市販されていますが、
これをご自分で適切に行うのはとても難しいことです
逆に義歯の噛み合わせを崩したり、当たりや土手の吸収の原因となってしまうこともあります

義歯は問題なく経過していても半年から一年くらいで調整が必要です
詳しくはお問い合わせください

歯科医師 林