2015/04/29
ヒトはお口の中に親知らずを入れると32本の歯が生えています。
どれも似たり寄ったりに見えますが、歯1本1本にちゃんと名前がついています。
まずは個々の歯を紹介して、とくに知ってほしい第一大臼歯の大切さについてお話したいと思います。
正中から左右に分類しています。
上顎と下顎に歯が生えているので、右上、左上、右下、左下の4つに分類できます。
そして前歯から奥歯に向かって
中切歯(ちゅうせっし)
側切歯(そくせっし)
犬歯(けんし) =八重歯
第一小臼歯(だいいちしょうきゅうし)
第二小臼歯(だいにしょうきゅうし)
第一大臼歯(だいいちだいきゅうし)
第二大臼歯(だいにだいきゅうし)
第三大臼歯(だいさんだいきゅうし) =親知らず
といいます。
(ちなみに医療用語の読みはほとんど音読みになります)
なので同じ名前の歯が4本あることになるので、わたしたちは右上の第一大臼歯などと呼んでいます。
前歯といわれる中切歯から犬歯は、食べ物を?みちぎる役割があり
奥歯といわれる第一小臼歯から第三大臼歯は、食べ物を噛み砕くためにあります。
ここからは第一大臼歯がどんなに大事な役を担っているのかお話ししたいと思います。
第一大臼歯は最大60キロの力でかむことができます。
ヒトの体重ほどの力が出せるなんて驚きですよね!!
なので、ストレスを感じたときや、寒さでふるえるとき、重い荷物を持つなど力をだすときに強く喰いしばれることによって力を発揮できています。
次回はもっと詳しく、第一大臼歯の大切さをお話ししたいと思っています。
歯科衛生士 向田