2016/01/14
宇宙では、歯磨きする際に困る事があります。
1つ目は、体を固定しないと歯ブラシを動かすと
体もクルクル一緒に回ってしまいます。
もう1つは、上を向いてガラガラうがいができないのです。
無重力状態では、水滴は丸くなったまま浮遊します。
その水玉が、鼻から入ってしまえば肺に入り
溺れてしまう事があります!
そして少量の水や水滴が機器などに入れば誤作動・故障の
原因にもなります。
なので宇宙での歯磨きは、命がけと言ってもいいのです。
歯磨きする際には、口から水がこぼれない様に
飲み込んでも良い歯磨き粉を使い、
ゴクッと飲み込むか、
それに抵抗ある飛行士は、
口に大量のティッシュやタオルを詰め込んで
水分を吸わせてから捨てている事もあります
歯科助手 下田