2016/02/01
04.症 例, 06.歯周病, 07.歯周外科処置, 08.結合組織移植術, 17.審美修復
犬歯と小臼歯が冷たいものがしみるとおっしゃる患者様です
歯肉が下がってしまい知覚過敏の症状が出て
冷たいもの・熱いもの・ブラッシングでも痛むとのことです
知覚過敏の治療は様々ございます
① フッ素や知覚過敏治療薬物を定期的に塗る方法
② 原因がかみ合わせの場合かみ合わせの改善,歯並びを治す治療を行う
③ 知覚過敏のでている部分にプラスチックを盛る
④ 歯肉が下がっている場合元に戻す(結合組織移植術)
⑤ 神経を抜く
⑥ なにもしない
このなかから治療法を選択することになります
どの治療法もメリット・デメリットはあります
③・⑤は根本的な解決にならないことが多いですが
比較的簡単で一時的な症状の改善にはつながります
しかし問題を先送りにして
将来他の問題が起こる可能性を作ってしまうことが多く
当院ではあまりおすすめしておりません
歯並びをが悪いことで過度の力がかかってしまい歯肉退縮を
起こしている可能性が高い症例ですので
根本的な解決は矯正を行い歯並びの改善・咬合力の分散を
図る必要があると思われます
今現在は矯正治療を行うことができないため
この患者様は④結合固有組織移植術(CTG)を選択されました
術前・術後3週間
術後4週間
知覚過敏症状も落ち着きましたので
夜間の咬合力の分散を考慮し,マウスピースを製作し
メインテナンスに移行しております
知覚過敏の治療も様々です
お気軽にご相談ください