2017/07/03
ヒラメもカレイも生まれて間もなくは
一般的な魚と同じように体の両側に目があって泳いでいます。
しかし大きくなるにつれて片方に目が寄ってきて海の底に生活の場を移します。
一般に、目が体の左側に寄ったものがヒラメで、右側に寄ったものがカレイです。
表(色のついた方)にして、
目が上にくるように置いたとき(魚の腹側を手前にして置いたとき)
頭が左になるものがヒラメで右になるものがカレイです。
しかし、実はカレイの仲間には左側に顔があるものもいるため、
この方法が通用しないこともあります。
そこで、見分け方としてあげられるのが「歯」の違いです。
ヒラメの歯は大きく尖っています。
カレイの歯は小さく おちょぼ口です
これは、それぞれの食べ物によって歯が変化しているからです。
ヒラメはイワシやアジを食べるので大きくて強い歯を持っています。
顔つきも少し怖めです。
カレイはイワムシやゴカイを食べているので小さな歯をしています。
顔つきは優しいです。
歯の違いは顔の違いにも現れており、
ヒラメは口が裂けて怖い顔で「おおくち」などとも呼ばれますが、
カレイはおちょぼ口の優しい顔で「くちぼそ」などとも呼ばれています。
こんど見る機会ありましたら、
是非チェックしてみてください(^^♪
歯科助手 鶴見