2017/08/29
毎月恒例の院内実習も今回で4回目です。
今回はセラミックインレーの形成について学びました。
セラミックインレーと金属のインレーの削り方の違いは
①セラミックは割れることがあるのでなるべく角のない、なめらかな形成をして
一定の厚みを持たせる
②窩洞の際に斜面をつけない(薄い部分が欠けるから)
といったところです。
これらの違いを表現するのに重要なのは使う道具(ダイヤモンドバーなど)です。
内側性の部分(歯の溝に当たる部分)を形成するのはインレーバーを用いますが、
右がメタルインレーを形成するときのシャンファーバー、
左がセラミックインレー用やセラミッククラウン用のラウンドショルダーバーです。
微妙な形状の違いがお分かりいただけるでしょうか?
さらに低速で細かい形成をするときに使用する、5倍速エンジンというものがあります。
歯科治療において道具の役割は大きく、使いたい時に使いたい道具が滅菌中などで
使えないのはストレスです。
かなもり歯科クリニックではそういったことがないように十分な数の器具が準備されていますし、
メンテナンスにも配慮しています。
良い治療のための設備は整っているので…より一層の技術向上に努めたいと思います。