2018/10/21
根尖病変のCT画像です
さぞかし口の中はひどいことになっていると
想像される方もいらっしゃると思いますが・・・
ご本人はまったく症状もなく
歯並びいがい気になることはないとおっしゃっておりました
外から見たときは大きな異変ではないかもしれませんが
よく見ると赤で囲った部分に
ニキビのような出来物があります
ご本人は気づいていらっしゃらなかったようです
レントゲン・CT画像がこちらです
歯根は1本ですが根管は2本に枝分かれしているのが確認できます
根尖病変が前歯4本分に及ぶ状態になってしまっています
電気歯髄診断で
右下の1番のみが神経が死んでいて
その他の歯の神経は生きていることが確認されています
原因の歯は強打した可能性が高いのですが
ご本人は10年ほど前に酔ってころんだことがあったが
よく覚えていないとのことでした
この歯に関しては顕微鏡をもちいて根管治療を行い
根管充填を行いました
左が術前のCT画像
右が術直後のCT画像です
1年6ヶ月後のレントゲンがこちらです
CT画像の比較です
今回の治療は根管内の感染を除去しただけですが
これだけの骨ができるのは人体の回復力に驚かされます
早期治療が回復の鍵になります
転んで歯を打った可能性があるときは検診をおすすめいたします