2019/07/23
長い梅雨もようやく明けた今日この頃ですが、皆さんいかがおすごしでしょうか
さて、一年間歯周病に関する実習を行ってきましたが、この回でラストとなります!
本実習では
・歯根分割(ルートセパレーション)
・分割抜歯(ヘミセクション)
について学びました
奥歯は(下顎であれば)根が二股に分かれた形状をしており、
歯周病で骨が下がることでこの股の部分(分岐部)が露出することがあります
このような場合、分岐した矢印の部分は清掃できないため
歯周病の進行をくい止めることができません
そのため、根を分割して二本の歯として利用したり
悪いほうの根だけをとって残った根を細い一本の歯として利用したりします
これが歯根分割(ルートセパレーション)や分割抜歯(ヘミセクション)です
歯を分割したままかぶせ物を作ることもありますが、
理想的には骨も残した根に合った形態にするほうが安定するので
今回は骨を下げる手術を併用する方法を学びました
この一年の実習では、
ほぼ毎回切開と縫合を行っていたので、最初のころと比較すると
スムーズに行えることができるようになったと実感します
一年間の実習お疲れさまでした!ということでこの日は
懇親会で一年の労をねぎらいました
次年度の実習では口腔外科やインプラント、義歯について学びます!
またのご報告にご期待ください!
歯科医師 林