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第27回院内実習


皆さんこんにちは!2月になり、随分と寒くなってきましたね 空気も乾燥してきているので風邪やインフルエンザには十分ご注意ください

 

今回の実習は「歯根端切除術」という口腔外科手術(外科的歯内療法ともよばれます)をテーマにして行いました
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虫歯が重度に進行し、神経にまで達した場合 通常は根管治療と呼ばれる歯の神経を取り除く治療が行われます
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しかし、すでに細菌感染が根の先まで進行していたり(感染根管と呼ばれる状態です)、根管治療を行ったあと被せものの隙間から再び細菌が根管内に侵入した場合、通常の根管治療を行っても症状が改善されない場合が多々あります
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そのような場合に外科的に根尖病変の除去と歯根尖端の除去を行い歯を保存する方法が今回実習した「歯根端切除術」です

 

この治療法は事前のCT診査による根尖周囲の正確な診断の元、マイクロスコープを用いた拡大視野下で精密な手術を行うことで、従来(レントゲンによる診断と肉眼での処置)行っていた手術に比べ非常に高い成功率で治癒、歯の保存が可能になりました
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今回の実習ではマネキンと専用の顎模型を用いて、歯根端切除術の術式を各ステップごと相互に確認しながら進めていきました

 

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この手術は全ての感染根管症例で行うことができるわけではなく、例えば根に破折が認められるものや、病変が歯周ポケットと繋がっているもの、打診や動揺が著しい歯などでは適応とならないことがあります

 

根の治療で悩んでいる方も、まずはレントゲンやCT等による適切な診査・診断が必要になりますのでご相談の際はご理解とご協力の程、宜しくお願い致します

 

歯科医師 正島