2021/04/17
品川区北品川の歯医者
かなもり歯科クリニックの歯科医師
金森行泰です
ソケットプリザベーション 抜歯窩保存術 とは
歯周病や歯根破折などが原因で抜歯を行う場合,抜歯したあと周囲の骨量が減ってしまうことが報告されています
抜歯したあとに,骨移植・メンブレンの設置を行い,骨吸収を最小限にする処置のことをソケットプリザベーション 抜歯窩保存術といいます
あらかじめインプラント治療を予定されている患者様には抜歯直後に行う抜歯窩保存術を推奨しています
術式は
① 様々な器具及びエルビウムヤグレーザーを用いて徹底的に掻爬を行い感染源を除去
② 抜歯窩周囲歯肉にトンネルを形成し,歯肉弁の圧力を軽減
③ 骨移植を行い,非吸収性メンブレンを留置,精密に縫合を行う
となります
これにより骨量を最大限に保存し、インプラント手術をスムーズに行えます
歯が割れてしまって保存が不可能,その部分の治療を
入れ歯ではなくインプラントを選択される場合
抜歯する際もインプラントにあった方法を選ぶことが重要です
このように割れてしまっている歯の場合,保存は難しく抜歯となります
患者様は抜歯後の治療法をインプラントを選択されました
抜歯窩保存術 ソケットプリザベーションを行います
骨移植・非吸収性メンブレンを設置,縫合後の写真です
比較の写真です
抜歯した穴が非常に小さくなっているのがわかると思います
このように周りの歯肉・歯槽骨を傷つけないように抜歯
炎症を起こしやすい肉芽組織を丁寧に除去することにより
インプラント治療を安心安全に行うことが可能となります
インプラント治療をご希望の場合
抜歯の前にご相談いただけますと幸いです