2023/08/14
品川区北品川の歯医者
かなもり歯科クリニックの歯科医師
沼部です。
最近、雷雨がきたかと思えば猛暑日が続いたり、
不安定な天候に振り回されがちですよね。
立秋が過ぎたとは言えまだまだ油断ができません。
気候に左右されないよう、体調を万全にして残暑を乗り切りましょう。
さて、本日はプラークリテンションファクター(plaque retention factors)
についてです。
プラークリテンションファクターとは、
むし歯や歯周病の原因であるプラークを蓄積,増加させてしまう危険な因子
のことです。
どんなに歯磨きが上手な方でも、この因子があると
むし歯や歯周病になる危険が増大してしまうのです。
自分のお口の中にないか、チェックしてみましょう!
①歯石
歯ブラシでみがき残したプラークが石灰化し固まると歯石になってしまいます。
歯石の表面はざらざらしているので新しくプラークがつく原因となります。
②不適合修復物・補綴装置
昔に治療した時の詰め物・被せ物が合わなくなり、
歯との間に段差ができるとそこにプラークが溜まります。
③う蝕(むし歯)・くさび状欠損
歯石と同じくむし歯の表面もざらざらしていたり、
また歯に穴があいていたりするのでプラークが溜まってしまいます。
また、歯のくびの部分がすり減って歯ぐきが下がり、
くさび状に凹んでしまっている部分も同様です。
④歯列不正(歯並びの不ぞろい)
歯が傾斜したり不揃いに生えていたりすると、
みがき残しがおこりやすくプラークが溜まります。
⑤口腔軟組織の形態異常
お口の中の柔らかい粘膜にある小帯と呼ばれる部分の形の異常・歯ぐきの肥厚など。
生まれつきのものもあり、
自分では気づかないことも多いので歯科医師によるチェックが必要です。
⑥口呼吸
口で呼吸をする習慣があると口の中の粘膜や歯ぐきなどが乾燥してしまいます。
唾液の洗い流す作用が妨げられて
プラークが溜まりやすくなるだけでなく、
組織の抵抗力が弱くなり炎症が生じやすいなど、様々な問題が起こります。
⑦歯の形態異常
生まれつき歯の形の異常(歯の表面の通常はない溝や凹凸)があると、
その部分にプラークが溜まりやすくなります。
いかがでしたでしょうか?
当院ではプラークリテンションファクターが見られる場合は、
プラークがたまらないようにするため、
患者様のお口の中の状態に合ったピンポイントな歯磨き指導からはじめ、
状態によっては原因除去のための治療を行います。
ご自身で見つけるのは難しいと思いますので、当院にお気軽にご相談ください🎵
皆様のご来院を心よりお待ちしております。