遊離歯肉移植術(症例集)
遊離歯肉移植術の治療をおこなった患者さまの症例1(さいたま市大宮区 50代男性)
- 治療内容:
- 歯根の周囲あるいはインプラントの周囲に角化歯肉( 丈夫で動かない硬い歯肉)がない場合、歯ブラシの圧力に弱く歯磨きが困難になることがあります。その結果、歯垢がうまく除去できずに炎症を起こし歯肉が退縮(痩せて下がってしまう)、 あるいはインプラント周囲炎を起こす可能性があります。長持ちするインプラントには、インプラント周囲に角化歯肉があることが重要とされております。
- 治療期間:
- 日帰り手術でおこない、治療時間は術前のクリーニング、手術、術後説明をふくめて2時間~3時間を目安として行います。
縫合をおこないますので、翌日消毒、一週間後術後クリーニング経過観察、二週間後の抜糸、術後クリーニングの流れが一般的です。 - 費用:
- 1~3歯:11万円
4歯以上:21万円- 笑気麻酔・術後の止血シーネ・投薬・含嗽剤を含みます。
- リスク、副作用:
- 上皮を含めた歯肉組織を採取することで、出血がしやすい状況になります。(止血シーネ・状況により止血製剤を用います)
移植部位により、麻痺が出る可能性があります。(症例により事前にCT撮影をおこないリスクをご説明いたします)
Before
After
Before
After
遊離歯肉移植術の治療をおこなった患者さまの症例2(大田区 60代女性)
- 治療内容:
- 歯根周囲にも角化歯肉が不足しており、このまま補綴物を装着しても良好な予後が期待できない状態でした。
そのため歯肉が薄い部分に他の部分の歯肉移植を行いました。
移植された歯肉は、角化歯肉に定着してブラッシングがしやすくなり、歯周病予防にもつながりました。 - 治療期間:
- 3ヶ月
縫合をおこないますので、翌日消毒、一週間後術後クリーニング経過観察、二週間後の抜糸、術後クリーニングの流れが一般的です。 - 費用:
- 11万円
- リスク、副作用:
- 上皮を含めた歯肉組織を採取することで、出血がしやすい状況になります。(止血シーネ・状況により止血製剤を用います)
移植部位により、麻痺が出る可能性があります。(症例により事前にCT撮影をおこないリスクをご説明いたします)
Before
After
治療後に、白の矢印で示すように、歯肉の厚みが増加していることが分かるかと思います。