2016/05/12
妊娠前にも通院されていた患者様のレントゲン写真です
以前から左下の奥から二番目の歯には根尖病変があり
治療をしないといけませんねと相談をしておりました
そんな中,妊娠がわかり妊娠中のメンテナンスに定期的に
通院していただいていましたが
左下が非常に腫れて痛むということで急遽来院されました
拝見してみると歯肉も腫れている状態でした
銀歯がかぶっている状態でしたので外してみると
歯根が割れていて保存不可能な状態でした
患者様は親知らずの歯牙移植術をご希望されましたが
妊娠中は施術することはできませんでしたので
妥協的に根管治療を行い,出産後歯牙移植術を行いました
術後も安定しており患者様も満足していただけました
妊娠中でも治療可能なこともあります
お気軽にご相談ください
2014/08/09
04.症 例, 07.歯周外科処置, 11.親知らず 抜歯, 12.歯牙移植
症状がないと親知らずの抜歯は嫌なもので
先延ばしになりがちです
当院では予防的な概念から
積極的に親知らずの抜歯をおすすめしています
親知らずのを用いた自家歯牙移植を当院では頻繁に行うため
疑問に思われる患者様もいらっしゃるかもしれません
重要なのは他の歯を守ることです
位置の異常や形態の異常で
炎症をコントロール(ブラッシング)できない親知らずは
感染源になりますので抜歯した方がいいということになります
もちろん移植に適した親知らずで
炎症もコントロールできる場合は積極的に
残していく処置を行っております
下記のレントゲンは2年前にいらっしゃった時のレントゲン写真です
その次のレントゲンは現在のものです
お口の中は前方からしかアクセスがむずかしいため
隣り合っているところが虫歯になると親知らずの横に生えている
永久歯の神経を抜かなければならなくなる可能性が
高くなります
今回の患者様は抜歯に同意していただき
抜歯後手前の歯の抜髄の可能性も理解していただきました
2年前抜歯を強く勧めなかったことが悔やまれます
10年後何らかの原因で抜歯になりそうな親知らずは
周りの歯が傷つく前に抜歯をおすすめいたします
どのみち抜歯になるのですから
東京都品川区 北品川 青物横丁,新馬場,歯周病専門医,インプラント認定医,かなもり歯科クリニック
http://kanamorisika.com 03-3450-6480 メールでのご質問はこちら ご予約はこちら
2012/11/13
親知らずを含めて左下奥から3番めの歯の破折により
抜歯 - インプラントをご希望されていらっしゃった患者様です
非常に幸運なことに状態のいい親知らずがあり
自家歯牙移植をご説明し感染が起こらないよう注意し施術いたしました
現在移植歯の動揺も適正であり
機能を回復できております
今後状態を観察していく必要がありますが
インプラントはこの移植した歯牙にトラブルが起こった時
でいいと思います
<自家歯牙移植>
他の歯を削らずに、親知らずを抜歯して歯の抜けたところに移植をする方法です。
歯の抜けたところを処置するために他の歯を削らずに、親知らず(親知らずがない場合は他の歯を使用することもあります)を抜歯して歯の抜けたところに移植をする方法です。
使えない歯を抜いた部位に抜歯と同時に移植することができます。
2週間程度移植歯を動かさないように固定し,根管治療や歯冠部の大きさをあわせるための冠を被せ,機能回復をめざします。
自己の歯を使用するため生体適応性が高い治療法です。