総合治療で最善の結果を導く
総合治療とは?
総合治療とは、口腔内全体のトラブルを抜本的かつ総合的に改善していく「包括的治療」です。
包括的治療、すなわち総合治療を行うには、まずは歯科医院の体制がしっかりとつくられていなければなりません。
それぞれ症状が違う患者さまが歯科医院を訪れたとしても、一つの歯科医院で総合的な治療が受けられれば、患者さまは歯科医院を移動することなく、あらゆる分野の治療が受けられます。
当院では、虫歯・審美・インプラント・歯周病・噛み合わせ・根管治療といった総合的な治療から、予後のメンテナンスまで、総合的な歯科治療を行える体制が整っています。
フルマウスリコンストラクション(全顎治療)とは?
フルマウスリコンストラクション(全顎治療)とは、口腔内をひとつの単位と捉え、症状の原因そのものを根本から治す考え方です。
虫歯や歯周病になってしまった歯を1本だけ治すのではなく、口腔内全体を考慮して長期的な視点に立った治療計画を立てていきます。
1本1本の歯を処置するのでなく、どのような歯並びや噛み合わせを構築していくのが患者さまにとって最適な選択であるかを考え治療していきます。
治療には時間と費用がかかりますが、虫歯や歯周病の再発リスクが減り、定期的なメンテナンスだけでお口の健康を維持しやすくなります。
全顎治療を行うためには、虫歯や歯周病治療だけでなく、矯正歯科、審美、インプラント、咬合などさまざまな歯科治療の知識と経験が必要になるため、総合的な治療ができる当院だからこそできる治療法です。
総合治療のメリット
最終的なゴールを設定し、一気通貫で治療を行うことができる
総合治療においては、まず最終的なゴールや治療のビジョンを歯科医師と患者さまで共有し、それに向かって治療を開始します。
ゴールやビジョンを共有することで、「この歯があるからこの治療法が使えない」ではなく、「この治療法を実践するためにこの歯にこの処置をしよう」といったように場当たり的な治療にならず、最終的なゴールがぶれることなく口腔内の総合的な治療をすることができます。
長期的な予後を保証できる
総合治療では、崩壊した口の中を1つのものとして捉え、全体のバランスを見て再構成していきます。その微調整により、治療後も機能的に優れた状態を維持することが期待できます。
患者さまの負担を減らすことができる
通常の歯科治療の場合、それぞれの歯科医院で治療できる内容が限られています。そのため、治療内容に時間がかかる外科手術などを行う場合、大学病院の先生を紹介されることもあります。
当院では、総合治療の概念に基づいた治療を行っているため、必要な治療を当院で一元化することができ、通院の負担を減らすことができます。
当院の総合治療を支える5つの柱
当院ではゴールへのアプローチとして、「咬合治療」「矯正治療」「インプラント」「歯周外科」「メインテナンス」の、さまざまな観点から総合治療を行います。
咬合治療
噛み合わせが悪いと顎に過度の負担がかかり、それが原因で肩こりや倦怠感、頭痛や睡眠障害などの全身疾患につながることがあります。
そこで当院では、咬合診査や咬合治療を行い、患者さまの噛み合わせを確認し、最適な噛み合わせになるように治療していきます。
矯正治療
歯並びが悪いと、見た目が気になるだけでなく、虫歯や歯周病、知覚過敏などの口腔内の諸症状が現れやすく、症状が悪化しやすい状態にあると言えます。
矯正治療を受けて適切な歯並びにすることで、歯に関するお悩みを解決に導いていきます。
インプラント
歯を失った場合の治療法としては、入れ歯、ブリッジ、インプラントの3つの治療が考えられます。
中でもインプラントは手間がかからないだけでなく、周囲の歯に悪影響を与えにくく、見た目も目立ちにくいとされている治療法です。
歯周外科
歯周病の基本的な処置で改善が見られなかった場合、歯周外科治療の適用となることがあります。
症状を放置すると抜歯せざるを得なくなることもありますので、適切な処置が必要となります。当院では患者さまのお口の状況に応じて、主に4つの外科手術を行っています。
メインテナンス
当院の動的な治療(虫歯治療・歯周病治療)が終了された患者さまに、歯周病、虫歯、お口の中のトラブルの再発を防ぐ総合的な歯周病管理を行います。
患者さまの大切な歯を残すため、当院では以下の治療法を実施しています。